2013年11月の通信から
山の紅葉も里までおりてきました。原発事故の前は、囲いの中に沢山の落ち葉を入れてボールプールを楽しんでいましたが、今はそれはできません。でも、色とりどりの落ち葉が舞う園庭で子ども達と遊んでいます。 まもなく2歳の誕生日を迎える子どもが滑り台についたボルダリングにチャレンジしています。大きい子ども用なのでかなりむずかしく、思いきり手を伸ばしたり足を開かないと上れないのですが、何とか上ろうと奮闘しています。次の足場を見つけられずにいるときに、見守りながら、「ここよ」とひとこと伝えます。子どもは承知して次の足場へ足をかけます。危ういスタイルですが、本人が一番そのことを知っていてしっかりつかまっています。声をかけるタイミングや支え方は、その子のリズムや力量を把握していないとむずかしいです。でも、自分の興味や意欲で始めた子は、慎重に上り詰めていきます。滑り台のてっぺんに立ったときの笑顔ははれやかです。子ども達と過ごす日々、エネルギーを もらっています。
- 13/11/07 |
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