2012年10月の通信から

 夜、外に出ると虫の声が、そこここで聞こえ、肌寒さを感じるようになりました。星もきれいで、空が深く感じられ、冬をイメージしてしまいました。ついこの間まで暑かったのが、うそのようです。
 夏の全国合宿以降、チャイルドラインの活動で9月には、電話の開設、また第2期の受け手養成講座(12講座)があり、あっという間に過ぎてしまったように思います。 子どもの声を聴く活動をしている中で感じたことは、子どもたちを取り巻く環境はあまり良くなく、それ故、苦しむ子どもたちも多いように思われます。
 子どもたちの世界も、この社会の一部、というより社会そのものといえるのではないでしょうか。物質的に豊になってきたことは、確かなことではあるが、はたしてほんとうに豊かなになったといえるのだろうか。かえって、貧しくなったのではないか。こんな疑問が湧いてきます。
 今、この社会を見渡してみて、子どもや若者たちに現れている多くの問題の裏には、この社会の構造に起因することが多くあるように思えてならない。このような社会を、誰が望んできただろうか。  どのような社会、暮らしがよいのだろうか。 今、問われていることは、とても重いことだと、感じているこのごろです。

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